皆様こんにちは!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
さて本日は、
「ペダルを踏み込むと、クランクのあたりからカチカチ音がする」
というお問い合わせ。
特に自転車にある程度の期間乗られている方であれば必ず経験があるのではないでしょうか?
こちらのの原因は殆どが、ペダル、クランク、あるいはボトムブラケットにある事が多いです。
このあたりは人の踏力を受け止める部分。
要するに最も力が加わる部分です。
そして、力が加わるという事は、緩みが出やすいという事でもあります。
少しでも、緩みが出たまま放置してしまうと、ガタツキがひどくなり、ベアリングパーツやフレーム自体を傷めてしまうことになります。
今回のように、異音がしたらすぐにご相談いただくのが、今後長く乗るためにも、余計な出費をしない為にも重要ですね!!
さて、作業の流れとしては、
1.ペダル
2.クランク
3.ボトムブラケット
という順番で確認をしていきます。
「もし1のペダルが明らかに緩んでいれば、そちらで解決する可能性があり、最初から3まで分解する必要がなくなる」という考え方でもありますが、ただ今回はお客様の使用状況や症状の出方を考慮して、最初から3まで作業するつもりでいきました。
まずは8mmのヘックスでクランクのフィキシングボルトを緩めます。
クランクの固定力も緩めでしたので、こちらも異音の原因の一つであった可能性があります。
こちらも取り外していきます。
このタイプのBB外し工具だったら、このBBBの工具、プルスター BTL-20Lが一番使いやすいです。
嵌合部をなめてしまう危険をなくすために、BB軸に固定するためのボルトが付属しており、モンキーレンチで作業するときのように工具が途中で外れてしまう事がありません!!
BB本体です。グリスが変質し、まただいぶ汚れています。
BBシェルの中もこんな感じ。
BB自体には問題なさそうでしたので、全体的にクリーニング・グリスアップをして組み付けていきます。
幸いこれで異音はなくなりました。
みなさま
繰り返しになりますが
異音は放っておかずに、早めに対処しましょう。
早めに対処すれば、自転車を長い期間安全に保つことが出来ますし、余計な出費を抑える事にもなります♪