みなさんこんにちは。
今日はピストの洗車、全体メンテナンス、バーテープ交換を実施しました。
実施した作業は以下の通りです。
1.洗車・クリーニング
2.全体点検・調整
3.必要パーツの交換
1.洗車・クリーニング
まずはチェーン・スプロケットなどの駆動部にディグリーサーを塗ってブラシでこすります。
この時にフレームやゴムなどに攻撃性のあるケミカルを使うとフレームの塗装面やタイヤを痛めてしまう可能性があります。
PEDROSのオレンジピールズはその点攻撃性が低いので安心して使えます。また環境にやさしい生分解性なので良いですね♪
油汚れがついている箇所をディグリーサーで清掃したら、全体洗浄に移ります。
バケツに洗剤を泡立てたぬるま湯を用意。スポンジも二つ用意します。
まずはチェーン・スプロケ・チェーンリングなどディグリーサーを塗った部分から、しっかりと洗剤と水を含んだスポンジを当ててディグリーサーを洗い流していきます。
しっかりとディグリーサーを落とさないと、その後チェーンオイルを塗ったとしてもすぐに落ちてしまい逆にチェーンやスプロケなどの寿命を早めてしまうことも!念入りに洗い流しましょう。
その後、もう一つのスポンジを使い車体全体を上から順に、同じように洗っていきます。スポンジで泡を立てながらしっかりと洗い流していきます♪
さて、ここで注意点が一つ。
ヘッド・BB・ハブなどのベアリング部に集中的に水をかけてしまうと中のグリスまで流してしまう事になりかねません。そうするとグリスアップが必要になります。
洗剤での洗浄が終わったら、その後はリンシング。洗剤を含まない普通の水で同じように上から下へ洗い流していきます。
この時にチェーン周りも一緒に。この時にスポンジには黒い汚れが付かないくらい綺麗に洗浄されているのが理想です♪
最初にチェーン周りを洗うスポンジと、きれいなスポンジはしっかりと区分して使いましょう!
ところでFEEDBACKSPORTSのこのスタンドを購入してから、この安定感と使いやすさのお蔭で洗車が本当に楽になりました。
うちでは扱いありませんが。。でもとってもおススメです。
ブラシはPEDRO'Sのブラシキットを使っています♪チェーンやスプロケの掃除も楽ちん♪
しっかりと洗剤を洗い流したら、その後はしっかりと乾かします。
店舗ではコンプレッサーを使って水分を切っていますが、ご家庭だと難しいですね。
ハンドル、フロントフォークを下にして自転車を立て掛けるとはやく水が切れますよ♪
水が切れた後は必要ヵ所への注油を忘れずに!!!
チェーン、ディレーラー、ブレーキなど。また今回はヘッドパーツ、ホイールベアリングの確認とクリーニング、グリスアップ、玉あたり調整も実施しました。
2.全体点検・調整
自転車がきれいになった状態で全体点検、調整を実施していきます。
オーナー様から「フロントブレーキが渋い。レバーを握っても戻りが悪い」と伺っていたのですが、見てみるとこの通り。
ブレーキのインナーケーブルがほつれ根本の部分に絡まってしまっています。
レバーを外してみます。
ブレーキの戻りが渋いとき、原因としては以下の事が考えられます。
・インナーアウターとの摩擦抵抗が増している:サビ、ホツレ、変形など
・レバー本体の問題:サビ、変形、汚れ
・ブレーキ本体の問題:サビ、変形、汚れ、可動部の締め付け など。
全てを確認していくのですが、まずはブレーキインナーケーブルの交換、クリーニングと注油が必要ですね♪
作業を進めていきます。
3.必要パーツの交換
見てみるとブレーキレバーをもとの位置に戻す役割を担っているバネもサビが来ている事が分かります。
反発力は弱くなっているでしょうが、まだ使えそうなので今回は洗浄と注油だけしてこのままでいきます。
アウターケーブルを確認してみるとバリがあったのでそれがワイヤーホツレの原因の一つと考えられました。
そこでアウター・インナー両方の交換を実施します。
こういったハンドルのアウター交換の場合バーテープを外す必要があるのですが、もともとバーテープ交換のご依頼を頂いていたので問題ありません♪
レバー・ケーブルの問題はクリアにしましたが、まだ戻りが若干悪い。
最後にブレーキ本体の確認をしてみます。可動部にへばりついている汚れが悪さをしていそう。。
分解⇒洗浄⇒組み付け⇒注油 をしてみると見事に動くようになりました♪
そしてバーテープを巻いていきます。
フレームカラーとオーナーさんの雰囲気に合った、ブラウンのバーテープ。
良いですね♪
最後に再度全体チェック、試乗をして納車♪
メンテナンス前と大きく違う乗り味、そしてブレーキフィーリング。
喜んでいただけました。
やはりキレイでメンテナンスされている自転車は気持ちが良いですね♪
『自転車のある日常に安全と安心を』
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