RITEWAY SHEPHERD2018、そしてALEXRIMSのALX473大人気!

こんばんは。本日雨にもかかわらず御来店、ご利用いただいた皆様ありがとうございました。
セールもあと二日、ぜひ皆さまお待ちしております!

 

さて、当店でとにかく人気なのがRITEWAYのクロスバイク。2018年にアップデートされたシェファード!

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こちらの車体についての魅力は以前こちらのブログにまとめましたが、

 

・街乗りからサイクリングまで色々楽しめる

・普段着でも乗れるおしゃれクロスバイク

・置いていても絵になるクロスバイク

・しっかりキビキビ走り、しっかり安全に止まれる

 

そんなクロスバイクです。

 

 

そして話題の軽量高コストパフォーマンスセミディープリムアルミクリンチャーホイール。

ALEXRIMS ALX473EVO。当店でも大人気。

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47,000円(税別)という価格ながら重量1460g!!この重さでこの回転抵抗の低さでバランスの取れたホイール。カーボンリムホイールに比べると踏み出しに少しタイムラグはありますが価格は1/3あるいは1/4程度ですからね!あとフリーボディも最初は少し重いですが中のグリスが馴染めば抵抗が少なくなります。

 

前作よりも横剛性、ダイレクト感がアップし、加速時・ダンシングで横に振った時にも応えてくれます。22mmワイドリムで25Cのタイヤとの相性抜群。しっかりと様々な走りに応えてくれるホイールです。

 

ロードバイク購入後しばらく経ってグレードアップを考えている方。

ぜひぜひこのホイール、おススメですよ♪

他にもホイール、タイヤ、その他お客様の要望や目的に応じてグレードアップパーツのご相談お待ちしております!

 

 

 

 

【技術情報】NAZARE1Limited仕様によりFDR9100、FDR8000取り付けできません

こんにちは!

当店イチオシブランドの一つNEILPRYDE(ニールプライド)。

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そのNAZARE1Limitedについてメーカーから連絡があり

シートチューブ形状により、フロントディレーラー一部モデルの取り付けが出来ない

事が分かりました。

 

*ここだけ気を付ければメーカー互換性も動作も問題御座いませんのでご安心ください。*

 

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しかし当店で何本も販売しているモデルであり、わたくし佐々木もほぼ同じ形状のAlizeに乗っているのに、、、

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ご案内が遅くなり申し訳ございません。。。

(メーカーさんも早く情報出してよ…と思ってしまいますが…)

 

さて、NAZAREは横風対策もされているので、シートチューブエアロ構造(エアロフィン)を採用しています。

この構造により新しいDURA-ACE,ULTEGRAのFD-R9100及びFD-R8000の取り付けが出来ません。

NEWコンポで組む場合もフロントディレーラのみFD-9000、FD-6800を取り付けする必要があります。

 

 

繰り返しになりますが、これだけ守って頂ければ動作に問題御座いませんし、メーカー互換ももちろんOKです。

 

どうぞご注意くださいませ!!

新車がお客様に渡るまで♪-完結編-

お待たせしました!

前回のブログ【新車がお客様に渡るまで♪-組立準備編-】ら少し時間が経ってしまいましたが、【新車がお客様に渡るまで♪-完結編-】をお届けします!

 

前回は開梱⇒パーツの取り外し⇒コーティングまでを実施しました。

またホイールの確認、振れ取りや必要箇所への注油なども実施。

 

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(あ。。フォーミングマルチクリーナーが転がってしまっている。WAKOSさんすみません。。)

 

さて、今回は組立完了編です。

(営業時間内に組立をしていたこともあり、すべての工程を画像に収められていません。。)

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コーティングの終わったフレームへヘッドパーツ、フォークなど順番に組み付けていきます。

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ヘッドパーツはもともと組み付け時に塗ってあったグリスを丁寧に落とし、そしてしっかりとグリスアップして組み付けます。

上側のベアリングは特に雨や汗、ドリンクの水分で錆びやすいので、少し多めにグリスアップをします。

 

 

そして、シートポストの組み付け。カーボンパーツ組み付け時に欠かせないのがカーボンアセンブルグリス。スクラブのような細かいツブツブが入っており、パーツ表面の摩擦抵抗を増やすことによって少ないトルクでもしっかりとパーツ同士を締結できるように。(もちろん適正トルク内で組み付けることが大前提です。)

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そしてクランク・ディレーラ・ブレーキなどを一気に組み付けていきます(画像が少なくてすみません。。)

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あ、潤君が写ってる(笑)

 

STIレバー組み付けやサドルの角度調整などに役立っているのがiPhone

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ところでケーブル組み付けの際、その素材や用途に沿った正しいグリス、あるいはルブを塗る事が重要ですが

ケーブルの締結前にしっかりと脱脂をする事も忘れずに。

グリスのある状態で規定トルクで締結しても、フルブレーキの際に滑ってしまう可能性があります。

 

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あとケーブルの処理ですが、最近は特にケーブルのフレーム内蔵化によって長さ調整がシビアになってきているように思います。

当然短すぎるとハンドルを切った時にブレーキがかかってしまったり危険です。

また長すぎるとブレーキや変速がもたつくだけでなく、他のパーツに引っかかったりすることがあります。

 

今後そのお客様がどのようにポジション変更していくかも見据えながら、最も良いところを探していきます。

 

ケーブルをハンドルに添わせる時も、まずはセロテープなどで仮止め微調整を繰り返しながら。

確定したら例のリムテープで固定します。

 

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こうなったら後はバーテープを巻いて、全体調整を確認して組立完了。

 

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以上です。

今回は店主の私物、メンテナンスお預かり品、そして今回の車体とNEILPRYDEエアロロードが3台揃ったのでたくさん写真を撮ってしまいました。

 

実は現在もう一台、オーダーいただいた2017モデルが入荷していますので、もし余裕があればそちらもレポートいたします。

 

 

さて、二回にわたってお送りしてきました、【新車がお客様に渡るまで】のブログ。いかがでしたか?

自転車は工業製品ではありますが、メカニックがいないと乗れる状態になりません。

性能も安全も最終責任者はメカニックなのです(初期不良・リコールなど例外はありますが)

その為に自転車整備士などの資格保持者が組立調整を行って、またメンテナンスや安全情報の提供などを行っています。

 

どうぞ信頼できるショップ、メカニックを見つけてしっかりとメンテナンスをして

安全で楽しい自転車ライフを楽しんで下さい♪

008ロンドンのRaphaにてクリスフルームの愛車を前に

 

新車がお客様に渡るまで♪-組立準備編-

皆様こんにちは♪

本日はオーダーを頂いたロードバイクの組立について。オーダーを頂いた車体がどのように入ってきて、どのように組み立てられていくかをお伝えします

 

まず、新しい自転車を購入する場合でも『完成車』といって、ハンドル回り・サドル回り・ホイールやタイヤ・ブレーキやギアなどのコンポーネント…などが最初からセットになっているもの。

次に『フレーム』を購入して、今自分が乗っている車体からパーツを移植したり、あるいはフレームに始まりコンポーネント・ホイール・ハンドル・サドル…などすべて自分の好きなようにパーツをチョイスして自分だけの一台を創り上げる場合も。

 

ちなみに完成車と言っても、完全に工場で組み立てられて店舗に送られてくるのではなく、下の写真のような箱に『7分組み』という状態で入れられ店舗にやってきます。

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『7分組み』という事は読んで字のごとく「70%組み立てられてる」という意味なのですが

(割、分、厘などの単位についてはこんなブログがありました)

 

「では店で残りの30%を組み立てるだけ」かと思ったらそうでもありません。

既に組み付けられている部分もボルトは一本残らず固定を確認し、ブレーキや変速の調整はもちろん、ケーブルの取り回しなど様々な確認事項があります。

そう。

『自転車は誰が組み付けるか』によって同じモデルでも違う乗り物になり得ます。

 

ベアリングの圧入精度やグリスの封入のひと手間によって、その後のトラブル頻度が大きく変わってきます。

ケーブルの取り回しは最近のロードバイクでは本当に重要。フレーム側、ハンドル側共に以前よりケーブルのカーブがきつくなりがちです。取り回しを間違えると、ブレーキや変速がもたつくだけならまだしも、ケーブルが破断したり、最悪ハンドルを切った時にブレーキが急にかかって事故に繋がる場合もあります!!

またどのようなケーブルでどのようなオイルを挿して組み付けるかも重要です。ただ単に『フリクション抵抗が低い』と謳われているテフロンコートケーブルなどをケーブルグリスを塗って組み付けると、最初は良くても暫くたつと中でがっちり固着してしまう事も。

 

上記はほんの一例で、組み付け作業の一つ一つにノウハウとこだわりがあるのです。

 

 

特により繊細さが求められる、ロードバイク・MTB等の上位グレードの物は必ず一度すべてのパーツを分解して組み付け直します。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は入荷して梱包を外して、組み付け準備をする所からご紹介します。(車体によって工程が異なる場合があります)

全ての工程を撮影しているわけではありませんのでご了承ください。

 

さて、まずは箱を開けて車体を取り出します。

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前後ホイール、ハンドル、シートポストやサドルなどが外れた状態で丁寧に梱包されて入っています。

 

まずは梱包を解いていきます(一気に組み立てられない時にはフレームの梱包材を残しておいて傷を防ぎます。)

 

入荷時のタイヤには空気があまり入っていないことが多いです。(船便入荷でも)

タイヤ・チューブ、そしてリムへのダメージを避けるためにもタイヤにはなるべく早くエアーを入れてあげたいですが、なにも確認せずにいきなり加圧をすると実はチューブが噛んでいてバースト!なんてことがあります。

以前ブログでお伝えした新品ホイールのメンテナンスの工程を実施します(今回は動作に問題が無いのでスプロケやフリーは固定確認のみです。)

 

 

パーツを一つずつ取り外していきます。

 

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今回のNEILPRYDE NAZAREはBB規格がPF30。SHIMANOの24mmクランクに対応するようにFSAのアダプターが入っています。

この時点でプレスフィット式BBの圧入に問題が無いか、ベアリングの確認も合わせて実施します。

 

そうそう、ポイントなのですが、こういったフロントディレーラの直付け台座やリアエンドハンガー等の固定をこのタイミングで確認しておきます。

意外と緩んでしまっている事があるのです!

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クランクに続いて、前後のディレーラー、STIレバー、ブレーキ、フロントディレーラの直付け台座などすべてパーツを外していきます。

ちなみに圧入式のBBに関しては問題が無い限りそのままです。

 

 

さて、すべてのパーツを取り外して、フロントフォーク・ヘッドパーツも外しました。

これで一度グリスをきれいにして、全体をクリーニングします。

 

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外したパーツはこんな感じです。

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上位グレードの車体はこのように一度全てばらすので、最初からフレームとパーツがバラバラになっていたら楽なのになぁと思ったりします(笑)

ちなみに、ウォークライドさんの完成車はすべて「フレーム」+「コンポ」で来るそうですので、ちゃんと組もうと思うとそちらの方がある意味手間が少ないのかもしれません♪

 

 

 

さて、パーツが外れたらあとはWAKO'Sのバリアスコートでコーティングを実施します。

(上位グレードの車体には無料で施工しております。)

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さて、これで一晩寝かせて明日組み付け予定です。金曜~月曜は店舗営業をしながらの作業ですのでどれだけ画像が撮れるかわかりませんが、なるべく流れが分かって頂けるように後編をお伝えしたいと思います♪

 

 

ちなみに、この車体と同じモデルのメンテナンスが入りました。

なんだか不思議な感じです(^^)

 

僕もニールプライドオーナーなので、組みあがったら3台並べて写真を撮ろうかなぁ。

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