MAVIC R-Sysを他店購入されたお客様から、チェックとメンテナンスのご依頼を頂きました。
ブランドに限らず新品ホイールも、もちろん使用前に
・振れ取り
・ハブ、フリー等のチェック
などを実施して、不要なトラブルを防ぎ安全に乗れるようにします。
また実際にエアーを入れて乗ってみたら、また1ヶ月ほどしてチェックをすると良いですね。(新車初回点検と同じです♪)
ちなみに当店はMAVICブランド取扱店ではありませんが、前の職場でずっと取り扱っておりテクニカルセミナーなども受講して来ました。そして私個人も愛用しております。
さて、まずはタイヤ・リム・ハブなど外観を確認して、その後エアーを抜いてリム内側チェック。
MAVICの上位モデルの場合、バルブと反対側にSUP溶接の継ぎ目があります(溶接している事により強度バランスを保ち、結果的に全体的にバランスの崩れにくいホイールになるのです。)
その後継ぎ目の部分に貼ってあるテープが良く剥がれかけていたり、よれていたりするんですよね。
このままだとパンクの原因になったりしますので、除去して部分的にリムテープを貼ります。
そしてこのタイミングでバルブ口とロゴの細かなズレを修正します。
(基本的にMAVICブランドの新品のホイールはしっかり合わせてくれている事が多いのですが、今回は珍しく少しずれてました。)
そのまま適正圧までエアーを入れて、振れ取りをしていきます。
そうそう、これまでわかりにくかったMAVICタイヤローテーション。いつの間にかローテーションマークが(進行方向を示す矢印)が付いていました!これでもうみなさん間違えませんね!
手前から奥に向かって進行方向です。
そう、前後逆のトレッドパターンになっているのです。
その後フリーボディの確認。通常新品の場合ここまでら開けないのですが、このホイールは少し動きが渋い気がしたので。
(エアーを入れてから作業するのは、エアーがない状態で力を入れて作業をするとタイヤ・チューブ、そしてリムにダメージを与える事があるからです。スプロケの交換なんかはその代表例ですね。)
MAVIC純正ミネラルオイルを足して完了。
動きが軽くなりました。
あと細かなポイントですが、クィックレリースの注油。ネジ部分にグリスを、そしてレバーの可動部には高浸透潤滑油を。
QRM+のレバーの使い方説明も忘れずに
レース会場で、ガタが出ている方意外と多いのです。
ホイールも定期的なメンテナンスを♪