大雨の北富士演習場グラベル後のメンテナンスについて

先日の北富士演習場グラベルは、予報以上のしっかり大雨。

約50km、1000mUP。みんな吹っ切れて、笑顔あふれるグラベルライドでした。 

 

全天候スポーツである自転車ですが、やはり雨そして未舗装路ならではの様々なトラブルを防ぐために。

そして次のライドもまた全力で楽しむために。

 

1.組み立て段階で予防

2.ライド前のチューニングで予防

3.ライド後のメンテナンスで予防

 

と、上記3点がとても重要です。

*尚、具体的に『どんな製品を使用して』『どのようなプロセスで作業をするか』などは店頭でご案内させて頂きます。こちらのブログ内には記載しません*

 

 

1.組み立て段階で予防

当店で組立をしているものに関しては、『1.組み立て段階での予防』を意図して作業をしております。

具体的には、ヘッド・BB・ハブ周辺のベアリング部防水作業が主になります。

フリーボディ外側ベアリングは特に様々外的要因を受けやすいので要注意。

ハブベアリングの表面シール部にグリスが塗布されているホイールメーカーも増えてきましたが、

基本的にはホイールも、完成車も。必ず確認して、必要な作業をしてお納めしています。

ご自身のバイクも一度確認できると安心ですね 

 

こちらのホイールは、実際今回のライドでも砂の侵入はなく、グリス状態も良好。 

 

 

当店で購入いただいた自転車・ホイールにおいて

期間がそこまで空いていなければ、特に気にせず悪天候でも乗って頂けます。

 

 

ただ注意点として、日々の洗車・注油のやり方によって

例えば

・攻撃性の高い洗剤やクリーナーを使用

・後輪を外さずに、ベアリング周りをケアせずに洗浄を実施(特にチェーンマシンでジャバジャバ洗う場合)

といったメンテナンスを実施してしまっていると、既に 

・フリーボディ外側ベアリング

・BBベアリング

・チェーン内部

・プーリー内部

 

などにトラブルが発生している場合もあります。

当店での自転車購入、またメンテナンス用品購入は

『正しいメンテナンスの仕方』『守るための洗車』といった情報、ノウハウを含んでいます。

 

昨今の物価高・為替の影響から様々な用品が値上がりしていますから、

「自分で出来そうなものは、ネットで購入して自分でやってみよう」という気持ちはとってもわかりますが

正しく作業しないと様々なトラブルのもとになります。 

 

 

実際、当店で繰り返しメンテナンス用品を購入いただいている皆様は

その都度『情報、ノウハウのアップデート』をしに来られている印象です。

是非ご相談お待ち致しております。 

 

 

2.ライド前のチューニングで予防

ライド前のチューニングとしては主に

・ドライブトレーンのクリーニングと注油

になります。雨のライド、雨が予想される場合のライドにおいては特に『正しい製品選び』と『正しい施工方法』が大きな違いを生みます。 

チェーンが正しく洗浄されていると、その後塗布するオイルが浸透・定着しやすく添加剤も効きやすい。 

 

もちろん製品の性能も重要。そして塗布方法、所作(洗浄→乾燥→塗布→定着)がとっても重要。 

 

 

 

以下の画像は、同じモデルのチェーンでは無いのが申し訳ないのですが、、

二台をそれぞれ異なるチェーンオイルを施工。

今回の北富士演習場グラベル走行後、あえて1日以上放置しました。

*本来であれば、可能であればすぐに簡単にすすいで水置換性のオイルを塗布したほうが良いです*

こちら、Siltec施工がされているCNM8100チェーンですが、ライド直前にあるオイルを注油したにも関わらず、翌日にはこの状態。

とはいえ、まぁ通常のチェーンオイルで、雨天ジャリジャリグラベルの中を走行して、そのまま一日以上放置すればこうなってもなんら不思議はない。もうこうなるとチェーン交換必要です。

前述の通り、簡単に洗浄→拭き取りをしてからラスペネのような水置換潤滑剤を塗布して頂ければ防げました。

 

 

 

 

 

そしてこちらはSRAM FORCEチェーンです。当店定番のオイルを施工したもの。画像だと黒錆に見えてしまいますが、演習場の細かな砂が付着している状態。

洗浄、注油した状態をご覧いただくと、錆などが無くきれいな状態がわかると思います

(ちなみに、オイルはまた別のテスト用に変更。これで明日どろどろのCX走行でテスト予定)

 

 

 

 

 

3.ライド後のメンテナンスで予防

ライド直後は、まずは全体の泥・砂汚れを水ですすぎます。

その上で、駆動系は拭き取り→水置換潤滑剤を塗布というのは繰り返しお伝えしたこと。

ご自宅に戻り確認する事として、

車体の洗浄→乾燥→注油 という流れの中で

・ブレーキパッド、ディスクローターの洗浄

・ハブベアリングやフリーボディの状態確認

・ボトムブラケット、ヘッドなどの状態確認 

も確認していきます。

これらは、まずはお店に依頼されることを強くお勧めします。ショップで状態確認→必要に応じたメンテナンスを実施

そしてその様子を見て頂いたり、画像報告を聞いていただいたり。またお渡し時の説明を聞いていただく中で、

『今後、自分で出来ることを少しずつ増やしていく』というのが良いと思います。 

 

 

こちらは、ブレーキパッドの洗浄。 

今回のコンディションでは細かな砂粒が付着している状態で、これはパッドにもローターにもキャリパーにも良くない。

 

駆動系やフレームの汚れと同じく。異なる成分が層をなして『汚れ』として付着しているので、複数の洗浄剤を使用して汚れを取っていきます。 

 

クリーナーをかけるだけではなく、ブラッシングが重要。

WAKO’Sチェーンクリーナーに付属している豚毛のブラシが非常に便利なのですが、当然『ブレーキ専用』として使用する事。駆動系はもちろん、他の部分の洗浄に使用したものは絶対に使用しない事が大切です。

 

そして、すすぎもとても大切。汚れをしっかり流しきり、乾燥させる。

ディスクブレーキ専用クリーナーの場合、パッドの保湿成分などが入っていることもあり、これはこれで効果があると思いますが。

当店としては基本的には

状態により2,3種類の洗浄剤を使用して段階的に洗浄。その後乾燥させるという流れで作業しています。

画像が暗いのですが、、洗浄を終えたのがこちら。

暗くて分かりにくいのですが、、、新品とほぼ同じ色合いになっています。規則的に並んだ6つの黒丸●は、

パッド裏側のこの部分が表側にも影響しているのですね。(これはまた別の新品パッドです。参考画像として)

ディスクローターも同じく、層になっている汚れを落とすために

異なる洗浄剤を順番に使用しながらきれいにしていきます。

もちろんこの場合も、ブラッシングと流しきることが重要

酸化被膜が出来てしまっている場合には、ラストリムーバーでの除去が必要になりますが、

基本的に通常の汚れであればこれでOK.

クランクの構造にもよるのですが、SHIMANOの場合はクランクとBBとの間にがっつり砂が入ると

ベアリング自体にダメージが無くても異音が鳴り続ける事がありますので、一度外して確認→クリーニングしてあげると良いですね。

 

 

良い状態を長く保って

毎回のライドをストレスなく楽しめるように。

まずはお店で正しい状態を作り、

自分で出来ることを少しずつ増やしていきましょう。

ご相談お待ちしております。

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