先週日曜日は湘南シクロクロス 伊豆の国CXにみんなで参加してきました。
店主佐々木、自転車メカニックは18年目ですが競技(と言っていいものか)的に自転車を乗るようになってからはまだ5年目。それまではなかなか時間が取れなかった事もありますが
「レースみたいに争うことは得意じゃ無いし、一分一秒争って走りたいわけじゃ無いからな」
とただメカニックとしての腕は磨きながら、自転車としてはあまり成長せずに年月を過ごしてしまっていたような…
ただ独立し、海外修行での経験から、また競技をやられているお客様の評価から、日に日に競技志向のお客様が増えていくように。(有難う御座います)
その中で富士ヒルと大磯クリテリウムに参戦する方が多いこと多いこと。
ヒルクライムレースはなかなか仕事の都合的に参加が難しく、ただひとまず皆様の練習、試走にお付き合いする事に。いや、ほんと皆さん速すぎる…
そして大磯クリテリウムはメカサポートをさせて頂いている事もあり、店主佐々木も参加してみなければ!!というわけで2018年1月から参加し始めました。
実はその時がスタッフ光山と初めて一緒に走ったレースだったんですよね。
「ラインキープってなんだ!!?」
「タイヤを潰すってなんだ?」
ようやく最近慣れて余裕が出てきましたが(速くなったとはいってない)自転車競技って本当にシンプルなようで奥深く日に日にこの競技のファンになっていきました…。
もう今では、月に30時間以上はサイクルロードレース完全に時間を費やしているような…(仕事しろ)
こうやってレースを走るようになる前これまでもお客様からの声を蓄積しながら、『本質課題解決思考』である程度の質の高いメカニック、メンテナンスを提供出来ていたとは思うのですが
より現場での声というかよりシビアな要望に対してお応えするヒントが沢山あるのがレース現場でした。
例えば
・ギアの調整について、トルクのかかった状態での動きの変化
・レースで楽ができる、メンテナンスや機材チョイスについて
・その他さまざまなトラブルや消耗について
これまでとは違った深度で機材に向き合うことが出来るようになり、この知識技術や経験が、日々のお客様への価値提供に確実に役立っています。
雨の日のロードレースやヒルクライム(ダウンヒル)、爆風でのレースなど僕のような初級レベルでも、体験しておくことによりプロライダーやその他高いレベルでの情報や経験をシェアして下さる皆様の言葉を、より自分ごとにして吸収する事が出来るのでお客様へもより噛み砕いた自分の言葉で、自らの経験とミックスしてお伝えできるようになるのだと思います。
シクロクロスフレームをオーダー頂いたお客様がいれば(一年ほどかかりましたが)自分もシクロクロスを始めてみる。
王滝グラベルレースに出る!という方がいれば、一緒に林道練習に付き添わせて頂き、ホイールタイヤ、その他さまざま機材チョイスやセッティングを学んでいく。
MTB耐久に出る!という方がいればMTBを買ってひたすら練習する。
ちょっと…トライアスロンだけはまだ勘弁してください^^;確実に頭と身体が追いつかない…笑
その道のプロの方々には遠く及ばないのですが、まずはそういった方々の貴重な情報にアンテナを張りお客様に届けながら。
更に自らの経験や自分事として得た経験から、客様それぞれに合った内容に変換するのが僕らショップ、スタッフの役割なのでは無いかと思っています。
さて今回の伊豆の国CX。 チームメート、そしてそのお父様のご好意でみかん農園をプライベートコースにして使わせて頂けるという奇跡的な環境にいるにも関わらず、、、
結果は32人完走中27位という…惨憺たる結果に…(目標は15番以内)
・レース前2週間で仕事を忙しくさせて頂いていたのですが、それを理由に様々トレーニング、ケアをサボってしまっていた
・ケア不足、体幹トレーニング不足、あとは栄養の問題か?腰を痛めてしまっておりそれがレース中盤以降に爆発してしまった
身体の反省点は多いものの、機材面ではフレーム
One by ESU JFF#805Z ホイール
DT SWISS CR1400
タイヤF IRC SERAC CX X-Guard 1.7Bar
タイヤR IRC SERAC CX EDGE X-Guard 1.7Bar
諸先輩がたからのアドバイス、そしてお客様やチームメートからのフィードバックや自分の感覚からなんとなくの正解がわかってきてストレスなく走ることが出来ました。
この感覚を毎回再現してお客様にもこれ以上の感覚を実現する事が僕らの仕事ですね。これからも勉強です…! 身体については、やはり治療はもちろんコンディショニングやトレーニングなどちゃんとプロにお任せするのが一番なのだと思います。今はこれまで以上にさまざまな選択肢があるように感じますから最終的にそのようなサービスをお客様にご紹介できるように引き出しを増やしていきたいと思います。
それにしても今回は当チーム所属の半田選手がC2で独走優勝。
JPTライダーの彼としては「最低でも優勝、最高でも優勝」というプレッシャーの中(僕らがプレッシャーをかけたw)しっかりとてっぺん取ってくれました。これからC1でも頑張ってください♪
さいたまディレーブ所属の半田選手、これからシーズンインなので彼のJPTでの走りも注目です。
さて。店主佐々木のシクロシーズンはこれにて終了♪これからはグラベル散歩、お花見ライドシーズン突入しますから、一緒に楽しみましょうね♪それでは。
Photo by @Kai Sasakiさん、@Yuki Asatoさん
いつも有難う御座います!!!