こんにちは、店主佐々木です。だいぶ暑さが落ち着いてきましたね♪今日も多くのサイクリストの方が店舗前を通られます。
さて昨日火曜日は定休日。恒例の練習会は来月グラベルレースに出られる方と一緒に色々シミュレーションライド!
そこで人生初、アスファルトの下り区間で落車をしまして…(本当にお恥ずかしい)。もうほんの一瞬でガシャーンと、バイクと一緒にアスファルトを数メートル滑ってました。。
皆様の反面教師となれればという事でその時の状況を記します。。
油断は禁物、そしてまだトレッド・ブロックが残っていても古いタイヤ・よーく使ったタイヤはグリップしないので早めの交換を!!
というお話です。
(石井さん本当にご迷惑おかけしました。。)
さて。
当店ではいろんな楽しみ方が出来るグラベルロード・シクロクロスが大人気です。
(https://cycledays.jp/2019/05/05/we-do-reccomend-gravel-road-cyclocross-bikes-yeah/)
店主佐々木もほぼ毎日乗って色々お散歩ライドを楽しんでいます♪
ただ『レース』として考えると経験値が足りない…
どんな準備が必要か、タイヤやホイールその他どんなパーツチョイスが良いのか、装備は他にどんなものが必要かなどなど日々勉強であります。
今回は最近お客様に取り付けさせて頂いたノブが高め様々なコンディションに対応してくれそうなグラベルタイヤMAXXIS RAVAGER 700x40Cのフィーリングを確かめるために。
また佐々木はその後他のタイヤに変えたときのフィーリングの違いをチェックする目的も含めて
8カ月ほど使ってノブが減ってきたIRC SERACタイヤでどれだけ走れるか確認ライド(これが甘かった…)
このライド後交換しようと思っていました。
ちなみに開成シクロに合わせてフロントがオールラウンドなSERAC CXでリアは走りが軽いSERAC CX EDGEに。
フロントのSERAC CXはノブは割と残っていますが、若干トレッド面にひび割れが(そもそもこの時点で交換が必要!)。リアのEDGEはセンタートレッドがスリックになっている感じでしたが、サイドノブが残っているからいけるかなぁと(^^;)
落車したのは、林道のグラベル区間を下った後のアスファルト区間。
日が当たらない苔が生えているとてもスリッピーな区間。
実は行きにここを通った時にも「妙にフロントが滑るな」と、あえて前走者から距離を離して注意して走行していた区間。
ただ、この時はグラベルでしっかり安心して下れていたので油断が生まれ、
舗装路区間に入ってもグラベル区間と同じような感覚でリラックスしてゆったり下っており、「ちょっと腰が疲れたな」と少しストレッチしようと重心をずらした瞬間…!!
気づいたら右の側頭部・肩・腕・腰・脚でアスファルトを滑っていました。数メートル滑って停止したのですが最初は状況が呑み込めない。まさか転ぶとは思っておらず(これも問題、どこでも転びうる)「何が起きた?」と。
ただすぐに「あ、重心ずらしてしまった瞬間にフロントが抜けて滑ったな」と。これがいつぞやのツールドフランス後半ステージでフルームやニバリがそろって転んでたやつかーなんて頭によぎる。
そして次に恥ずかしさ・・・・
レース準備のサポートでご一緒してて落車するなんて、何しに行っとるんじゃー!!と本当にお恥ずかしい限り。。
謝ろうと思うが・・あれ普通にイタイ、しばらく立ち上がれず。。
吹っ飛んだサングラス・ボトル・そして倒れた自転車を回収して頂き、ようやく立ち上げる。
あれだけ素肌で滑ったのに擦過傷は大したことなく、全然走れる状態。路面がウェットかつスリッピーだったお陰で助かった(ま、そんな路面だったから転んだんだけど)
身体がバイクの下に入ったので幸いバイクはほぼ無傷。
右STIレバーが少し内側に入ったくらいで問題なし。
これで大けがしていたらなかなか大変な場所でしたので、不幸中の幸いでした。
グラベルの下りを楽しんで余裕が生まれてしまった後、「アスファルト区間はグラベルより滑らない」という誤った認識により、注意を解いてしまった事が大きな原因ではないかと思いますが、
やはりある程度摩耗したタイヤだったのでグリップが低下していたのも大きく関わっていると思います。
オンロードでもよくあるのですが、摩耗して少しひび割れしてしまっているタイヤでもある程度走れると思いきや、路面がウェット・スリッピーになった瞬間に!まっすぐ走っていても急に滑って転倒する事も…
他にも古いタイヤを使用しているとパンク・バーストのリスクも上がります。
もしレースやライドでグループで下っているときにパンク・バーストしたら??
周囲も巻き込んで大事故になります。
皆さん、タイヤなどの消耗部品は早めに交換しましょう。
憧れのグレードアップパーツやフレームなどよりも、まずはそちらが重要です。
僕も「テスト」と称して各パーツやケミカルを様々な状況で試しているのですが、今回のテストのやり方は無計画だったなと反省しています。
皆様どうぞお気を付けて!
*当然ですが、山道・林道などゲートが封鎖されている道は通行止めです。ゲートを超えて走行しおまわりさんに検挙された事例もあります。絶対にやめましょう*