新車がお客様に渡るまで♪-組立準備編-

皆様こんにちは♪

本日はオーダーを頂いたロードバイクの組立について。オーダーを頂いた車体がどのように入ってきて、どのように組み立てられていくかをお伝えします

 

まず、新しい自転車を購入する場合でも『完成車』といって、ハンドル回り・サドル回り・ホイールやタイヤ・ブレーキやギアなどのコンポーネント…などが最初からセットになっているもの。

次に『フレーム』を購入して、今自分が乗っている車体からパーツを移植したり、あるいはフレームに始まりコンポーネント・ホイール・ハンドル・サドル…などすべて自分の好きなようにパーツをチョイスして自分だけの一台を創り上げる場合も。

 

ちなみに完成車と言っても、完全に工場で組み立てられて店舗に送られてくるのではなく、下の写真のような箱に『7分組み』という状態で入れられ店舗にやってきます。

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『7分組み』という事は読んで字のごとく「70%組み立てられてる」という意味なのですが

(割、分、厘などの単位についてはこんなブログがありました)

 

「では店で残りの30%を組み立てるだけ」かと思ったらそうでもありません。

既に組み付けられている部分もボルトは一本残らず固定を確認し、ブレーキや変速の調整はもちろん、ケーブルの取り回しなど様々な確認事項があります。

そう。

『自転車は誰が組み付けるか』によって同じモデルでも違う乗り物になり得ます。

 

ベアリングの圧入精度やグリスの封入のひと手間によって、その後のトラブル頻度が大きく変わってきます。

ケーブルの取り回しは最近のロードバイクでは本当に重要。フレーム側、ハンドル側共に以前よりケーブルのカーブがきつくなりがちです。取り回しを間違えると、ブレーキや変速がもたつくだけならまだしも、ケーブルが破断したり、最悪ハンドルを切った時にブレーキが急にかかって事故に繋がる場合もあります!!

またどのようなケーブルでどのようなオイルを挿して組み付けるかも重要です。ただ単に『フリクション抵抗が低い』と謳われているテフロンコートケーブルなどをケーブルグリスを塗って組み付けると、最初は良くても暫くたつと中でがっちり固着してしまう事も。

 

上記はほんの一例で、組み付け作業の一つ一つにノウハウとこだわりがあるのです。

 

 

特により繊細さが求められる、ロードバイク・MTB等の上位グレードの物は必ず一度すべてのパーツを分解して組み付け直します。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は入荷して梱包を外して、組み付け準備をする所からご紹介します。(車体によって工程が異なる場合があります)

全ての工程を撮影しているわけではありませんのでご了承ください。

 

さて、まずは箱を開けて車体を取り出します。

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前後ホイール、ハンドル、シートポストやサドルなどが外れた状態で丁寧に梱包されて入っています。

 

まずは梱包を解いていきます(一気に組み立てられない時にはフレームの梱包材を残しておいて傷を防ぎます。)

 

入荷時のタイヤには空気があまり入っていないことが多いです。(船便入荷でも)

タイヤ・チューブ、そしてリムへのダメージを避けるためにもタイヤにはなるべく早くエアーを入れてあげたいですが、なにも確認せずにいきなり加圧をすると実はチューブが噛んでいてバースト!なんてことがあります。

以前ブログでお伝えした新品ホイールのメンテナンスの工程を実施します(今回は動作に問題が無いのでスプロケやフリーは固定確認のみです。)

 

 

パーツを一つずつ取り外していきます。

 

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今回のNEILPRYDE NAZAREはBB規格がPF30。SHIMANOの24mmクランクに対応するようにFSAのアダプターが入っています。

この時点でプレスフィット式BBの圧入に問題が無いか、ベアリングの確認も合わせて実施します。

 

そうそう、ポイントなのですが、こういったフロントディレーラの直付け台座やリアエンドハンガー等の固定をこのタイミングで確認しておきます。

意外と緩んでしまっている事があるのです!

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クランクに続いて、前後のディレーラー、STIレバー、ブレーキ、フロントディレーラの直付け台座などすべてパーツを外していきます。

ちなみに圧入式のBBに関しては問題が無い限りそのままです。

 

 

さて、すべてのパーツを取り外して、フロントフォーク・ヘッドパーツも外しました。

これで一度グリスをきれいにして、全体をクリーニングします。

 

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外したパーツはこんな感じです。

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上位グレードの車体はこのように一度全てばらすので、最初からフレームとパーツがバラバラになっていたら楽なのになぁと思ったりします(笑)

ちなみに、ウォークライドさんの完成車はすべて「フレーム」+「コンポ」で来るそうですので、ちゃんと組もうと思うとそちらの方がある意味手間が少ないのかもしれません♪

 

 

 

さて、パーツが外れたらあとはWAKO'Sのバリアスコートでコーティングを実施します。

(上位グレードの車体には無料で施工しております。)

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さて、これで一晩寝かせて明日組み付け予定です。金曜~月曜は店舗営業をしながらの作業ですのでどれだけ画像が撮れるかわかりませんが、なるべく流れが分かって頂けるように後編をお伝えしたいと思います♪

 

 

ちなみに、この車体と同じモデルのメンテナンスが入りました。

なんだか不思議な感じです(^^)

 

僕もニールプライドオーナーなので、組みあがったら3台並べて写真を撮ろうかなぁ。

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チェーンのお話

最近よくお客様から質問を頂くネタを

 

「新品のチェーンに元々塗られているグリスのようなベトベトオイル、これって落とすの?」

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良くある意見として

・これは保管用のオイル。粘度が高すぎるからすぐに汚れを拾ってしまうので、落とした方が良い

・いやいや、工場で塗られたオイルなので、逆に暫く放っておいても大丈夫な素晴らしいオイル

 

それぞれどこを軸に何を重視するかによって答えは変わってきますが、Cycle Daysでは特別ご要望が無い限り、基本的にロードバイク・MTB

クロスバイク問わず

 

新品チェーンについたオイルは落とさずにそのまましばらく乗って頂いています。

 

 

まず、そもそも新品チェーンについているオイルは通常のチェーンオイル、ルブとは目的が異なります。

もちろんベタベタしているとはいえ潤滑性能は持っていますし、よく言われている「長期保管用のオイルだから」という意味ももちろんありますが、もう一つ大切な役割があります!

 

『新品のオイルは落とさないで乗ってください』

何年前かのSHIMANOのテックセミナーで黒川さん(業界で知らない人はいないシマノのトップメカニックさんです)が仰っていたのですが、新品チェーンは、新しい工業製品特有の微細なバリなどがあり、それを保護するために包み込んでいるのが新品チェーンに塗布されているあのベタベタのオイルだそうです。

安易に落としてサラサラのオイルを塗ってしまうと、こういったバリなどがプレートやピンなどお互いに攻撃しあって、チェーン自体の寿命を著しく低下させてしまうようです。

ちなみにこのオイル、パーツクリーナーなどで脱脂したくらいじゃ落ちません。なので表面だけ少し脱脂して、内部にはオイルが残るようにすれば、汚れのリスクも最小限になり内部を摩耗させることも無いという事になるかもしれませんが。

ただ、何か特別なご要望が無い限り、当店ではそのままの状態で一か月ほど、300~500kmほど乗って頂き、状態を見て洗浄・注油を実施します。

専用のディグリーザーとチェーンマシンを使ってもかなり落とすのに苦労します。それでしっかりクリーン&ドライになったチェーンに用途になったオイルを塗った後のパフォーマンスは最高です!!(スプロケ、チェーンリング、プーリー、ディレーラーも同時に実施します)

 

メンテナンス頻度が高くない普段使い用のMTB,クロスバイクなどではご使用用途などによりそのままで使っている方もいらっしゃいます。

ただ、本来の性能を発揮するには、まずは一定期間保護用のオイルをまとったまま乗って、その後しっかりと洗浄して用途に合ったオイルを注油するというのがベストでしょう。

※大事な記述を忘れていました!

・まず、何事も例外があること。

・そしてシマノの新型SILTECチェーンなど 表面コートがされていたり、元々軽めのオイルが塗られているものがありますのでそういった場合はまた少し違ってきます。表面精度とコーティングにより新品でも削れ合うリスクが殆ど無いのかもしれません。(実証していませんが)

 

スプロケやチェーンリングを交換した直後も馴染みが出るまでは微妙に変速が落ち着かなかったりしますよね?

馴染みだしというのはとても大切なプロセスなのです。

 

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ちなみにレース現場で時々迷うのが

レース直前でチェーンを変えなければいけない場合。レースのような高負荷がかかる状態に、保護オイルのないチェーンオイルで挑むと寿命が縮むだけでなく大きなダメージ、最悪チェーン切れに繋がる事もあるとか。

 

そのレースは狙うレースなのか、それとも翌週以降の為の調整レースなのかによっても変わります。

ヒルクライムレースで、「このレースの為に一年練習してきた!!」という方の場合は、洗浄して少し油膜の残るような性質のオイルを塗ります。

逆に、「翌週のレースが本番なんだよ」という方の場合は、過剰なオイルを取り除いてそのまま乗って頂くか、本当に判断が分かれますね。

 

 

洗浄方法や注油方法、またどんなケミカルを使用するのかについては本当に奥が深いので、また別の機会に♪

お店の方でご質問頂ければとことんご説明いたします!!!(^v^)

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当店購入車体はずっと点検無料なのです!

当店で購入いただいた自転車は廃車まで点検無料なのです。

何度もお伝えしていますが、自転車に安全に乗り続けるためには点検がとっても重要!!

 

 

今日は開店後、半年ほど前にうちでロードバイクを購入いただいたお客様が点検でご来店!

初回点検も、その後もちゃんと定期的にお持ちいただいているお客様。

今回もそこまで大きな調整は必要なかったですが、それでもハンドル・ステム・そしてクランクに緩みがありました。

 

その他にもブレーキの片効き調整や変速調整などを実施!これでまた安心して乗って頂けます!!!!

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ロードバイクのオーバーホール

今回はなおっきのぶろぐでお馴染みのなおっきさんよりオーバーホールのご依頼を頂きました。有難うございました。

*なおっきさんには以前からご予約を頂いておりましたので、順番を前倒しで実施させて頂きました*

 

ロードバイクのオーバーホールに関してはこれまでも何回かブログに上げさせて頂いておりますが、

 

洗車⇒分解清掃⇒組み付け⇒調整

という流れで進めていきます。もちろんバリアスコートも実施します。

 

お客様対応の流れもあり、洗車のプロセスの画像が撮影できなかったのですが(><)

以前のブログをご参照ください)

 

「どうせパーツを外すので洗車はしないでも良いのでは」という声もあるのですが、フレーム表面にこびりついた泥汚れや、パーツの細部にたまった汚れは洗ってしまった方がしっかりと、そして優しく落とせるのです。

 

 

 

さて、洗車後パーツを取り外してバリアスコートを実施。

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もともとラメがとっても綺麗なこちらのフレーム。

更に綺麗になるととっても気持ちが良いですね!

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フロントフォークにももちろん実施。

練習量が凄まじいなおっきさん。どうしてもヘッド部に汗などが入り汚れやすいので、しっかりとクリーニングして、下玉押し部にもコーティングをします。

 

そうそう、これだけ汗、汚れが入りやすい部分だからこそ、ヘッドパーツの確認が重要なのです。

これもこれまでのレースメカニックの模様で何度もお伝えしてきましたが、是非ぜひ皆様覚えておいてください♪

 

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さて。コーティング後1日はフレームをこのまま寝かせますので、一日目の作業はここまでにしました。

 

 

二日目は本格的にクリーニングを実施。

まずはヘッドパーツ、新品に交換する予定ですがパーツ入荷までこちらを使って頂くために、しっかり洗浄してグリスアップをします。

 

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以前見させて頂いた時もヘッドパーツのメンテを実施しているのですが、だいぶ汚れていました。

 

表面に錆が浮いている所は可能な限り取っていきます。

 

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まだ多少変色している部分はありますが、指で触っても凹凸を感じないように落としています。

このような状態にしてからグリスアップに入ります。

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グリスはボール、リテーナー、カップ内、そしてカップ外側にもしっかりと塗布します。

 

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その他のパーツも分解、清掃。消耗パーツも確認していきます。

一番気持ちが良いのがこれ!スプロケですよね♪

 

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ディグリーザーにつけて油を汚れを溶かして、しっかりきれいにしていきます。

 

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そしてMAVICホイールと言えばそう、フリーボディ内の洗浄と注油が定期的に必要です。

これにより本当にホイールの空転時間が飛躍的に変わります。

 

まずはフリーボディを外して

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この時スプリングなどの小さなパーツをなくさないよう注意が必要です。

 

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クリーニング後、ベアリングの状態などを確認して、必要ヵ所にミネラルオイルを塗布すればOK.組み付けていきます。

 

その他ブレーキや変速機なども同様に分解、清掃を実施。

 

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しかしREDのリアメカは本当に軽いですね。

 

プーリーを外してしっかりきれいにしていきます。

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どうも今回は少し急ぎで加工をしていたことも有、途中途中で画像の撮り忘れが。。。

なおっきさん、ごめんなさい。。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、リアエンドの固定が緩んでいる事がよくあります。今回もしっかり確認、増し締めさせて頂きました。

もちろんアライメントも確認します。

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フレームのコーティング、そしてパーツの分解清掃がすんだらここでパーツを組み付けていきます。

今回はブレーキ・シフト共にインナー・アウター交換しました。

 

ところで前回も当店でバーテープの交換を実施させていた出したのですが、バーテープの内側処理、少しこだわっています。

この緑のテープはビニールテープと違って伸びないので、ブレーキやシフトのフィーリングが軽くリニアになってくれるのです♪

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こちらはシフトケーブルを交換するところなのですが、こういったところに汚れが溜まったまま交換すると、昨今使われているコーティングケーブルの表面を傷つけ、ドラム内でのケーブル切れの原因に。。

しっかりとクリーニングをしてシリコングリスを塗布して組んでいきます。

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そうそう、ブラケットカバーもきれいにしていきます。

汚れが落ちるものはたくさんありますが、安易に攻撃性の強いクリーナーを使ってしまうと寿命を早めてしまう事に。。

 

こういったときにWAKO’Sのフォーミングマルチクリーナーはお勧めです。

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すみません、組み付けは一気に実施してしまい、ほとんど写真が御座いません(汗)

 

 

 

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予定を変更して会社のお昼休みの時間を使って引き取りに来てくださったなおっきさん(すみませんでした!!)

 

サラリーマン戦士さながら、ピシッとスーツで三本ローラー、最終チェックです。

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有難うございました!!!

 

一緒に乗ってみなきゃわからないこともあるのです♪

皆様こんにちは

今日は営業開始前に、お客様と江の島ライド!

お客様と言いましても、実は前の職場の後輩君。

正直その職場でも同じ商品がもしかしたら安く手に入るかもしれないのに、うちを選んで頂きました。

こういった人の思いや繋がりに助けられながら営業をしているCycle Daysです。

 

さて

彼は当店でロードバイク一台目を購入してくれました

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そして今は購入から約二か月がたち、ビンディングシューズにもだいぶ慣れてきたころ

江の島や横浜スタジアムなどへ足を延ばすことも

でもまだ一緒に走る仲間もいないのだそうで

 

「どこをどうやってどんなペースで走ればいいかわからない」

「コースもワンパターンになって。。」

 

など悩みもあるようです。

 

ということで、まずは一緒に走る楽しさを体験してもらうために、江の島ライドへGO!!

 

朝7時に店集合して、いざ出発!!

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台風の影響で風が強くなるかと思っていたのですが、それほどでもなく(これは後半変わってくるのですが)

ただ朝7時台から温度計が30℃を示す中のライドとなりました。

 

1号線をひたすら、AV28km程度で江の島へ。

これまでもっと遅いペースで乗っていたようなので最初はしんどかったようですが、二宮を過ぎたあたりから(15km程度走ったくらいから)

足が回ってきて、あとは良いペースで無事に江の島まで到着!!

ちなみに、江の島到着の直前から風が吹き荒れはじめてました(笑)

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この夏の季節は海の家が立ち並んで、海岸線はきれいには見えないのですが

 

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風が強かったお蔭で遠くの景色は良く見えました♪

 

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開店時間もあるので、20分ほど休憩して帰路へ

 

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そしてひたすら向かい風の洗礼を受ける事になりました。

風の塊が押し寄せてくるような強風。そして横風混じりの向かい風という事で、なかなかつらい復路になってしまったかも

しれません。往路の平均速度28km/hに比べ、復路は24km/h.。

初めて人と走るという事で、まだぴったりと前につく事が出来ないので、風の影響をもろに受けてしまいます。

 

そうそう

そんな中前に出てもらい(鬼)漕ぎ方を後ろから確認。膝の開きからポジションを見直すことにしました。

そう、ナミビアでチームにいたときもそうだったのですが、一緒に走ることでポジションの問題や、店内では

発見できなかった異音を発見出来る事があります。(だからもっと僕も走らなければ。。)

 

 

さてさて、そんなこんなで無事に10時半頃に店に戻ってきました。

Cycle Daysは特にスポーツ自転車初心者の方が独り立ちするまでをしっかりとサポートしたいと思っております。

今後も個別にこのようなライドを開催していきたいと思っております♪

 

 

ちなみに

ライド後の美味しいドリンクは格別です。

再度に宣伝でした。

 

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【往路データ】

走行距離 32.84km

移動時間 1:11:06

平均速度 27.7km/h

平均心拍 140bpm

最大心拍 168bpm

平均気温 33.4℃(GARMIN上)

消費カロリー 694kcal

 

 

 

【復路データ】

走行距離 32.42km

移動時間 1:21:45

平均速度 23.8km/h

平均心拍 146bpm

最大心拍 171bpm

平均気温 36.9℃(GARMIN上)

消費カロリー 853kcal

 

 

メンテナンスとフィッティング

皆さんこんにちは。

サイクルホームドクター CycleDaysの佐々木です。

週末はガレージショップ&コミュニティスペースとして店舗営業しております。

 

 

 

さて、昨日はゴールデンウィーク中にご来店いただいた方が再来店。

 

 

 

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COLNAGO CX-ZERO

かっこいいですね!!

 

今回は全体のメンテナンスに加え、チェーン洗浄+ルブアップを実施。

 

購入された店舗がしっかりとしたメンテナンスをされていたようで、そこまで大きく調整がずれている所はありませんでした。

心配性のメカニックとして、それこそネジ一本残らず確認していくのですが、このようにしっかりと整備をされているものを触ると、そのメカニックの思いを感じ取ることが出来ます。

自転車というのは、組立・整備をした人によって別物のようにコンディションが変わるので、しっかりとお店やメカニックを選んで購入されることをお勧めします(本当に。)

 

ペダル、ステム、ブレーキシューに若干の緩みがあった点と、リアシフトケーブルに若干の伸びが見られて以外は至って良好!

このような点検を3か月に一回程度実施すると安心ですね♪

 

さて、その後のチェーンクリーニングとルブアップはスポーツバイクユーザー様に大人気のメニュー!

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駆動系のコンディションは走りに直結しますので、定期的なメンテナンスが重要です。

汚れた状態で乗っていると、付着している砂や金属粉でチェーンやスプロケットを傷めますし、

抵抗が増えペダリングも重くなってしまいます。

Before⇒Afterで後ギア1~2枚分軽くなったくらいの効果を感じられる方も!!

 

「汚れてしまってるけど自分でやるのは。。」

「どうやるのかわからない」

 

という方はお気軽にご相談ください♪

 

最後に固定ローラーでフィッティングの確認も実施。

三本ローラーを手放しで乗れるというお客様だけあって、とてもポジションが綺麗でした。

ポジションもミリ単位で変えていく事で

ポイントとしては

 

『一気に何箇所も変えない事』

 

クリート・サドル前後位置・サドル角度・シート高・ステム高・ハンドル角度・レバー位置・・・などなど手を加える場所はたくさんあるのですが、

1.現状の問題点を踏まえ(痛み、力の逃げなど)

2.ロジカルに(○○という症状が気になる⇒原因として●●が考えられる⇒●●を調整しよう)

3.一つずつ実施

がフィッティングの基本です♪

 

 

 

それではまた