さて、本日はオーバーホール作業。
洗車⇒分解清掃⇒組み付け⇒調整
という流れで進めていきます。
バリアスコートをかけるので、本日は洗車⇒分解清掃までを実施します♪
洗車作業はいつも通り、
こんにちは
小田原は今日はとっても天気が良かったですね。
メカニック用のシューズやエプロンを洗ってもすぐ乾くこんな日が大好きです。
ただ引き続き熱中症には要注意(僕が言うのもなんですが 汗)
さて、今週の日曜日はいよいよ乗鞍マウンテンサイクリング。
皆さまこんにちは!
スポーツ自転車専門店のCycle Days。
ですがうちの店舗は小田原駅から徒歩5分という立地もあり、通勤・通学用一般車(ママチャリ)の修理依頼を頂く事も多いです。
パーツの仕入れの関係上、すぐに対応させて頂けない時も御座いますが
喜んで対応させて頂きます。
さて、
皆様こんにちは!
なんだか台風が三つも発生して「記録的大雨に警戒!!」なんてニュースがあり、また浸水が無いかヒヤヒヤしている佐々木です。
さて、昨日4月末に購入頂いた自転車の定期点検を実施しましたのでそのご報告です♪
そう、Cycle Daysでご購入いただいた車体は廃車になるまで何度でも点検が無料なのです。
本日はKUOTA KHARMAのオーバーホール。
こちらの車体とは前職の時に納車してからのお付き合い。私の勝手で前職を辞め、海外修行に出てしまっていたのですが、こうしてまた私の所に持って来てくださる事に感謝。
さて、まずは作業を進める前に洗車。綺麗にしないと始まりません。
まずはディグリーザーで油汚れの酷い駆動系、ブレーキ付近をクリーニング。
PEDRO’Sのオレンジピールズは頑固な油汚れも落ちやすく、また水で薄める事によって強度を変えられるのがGood!
ツールボトルに入れたディグリーザーをハケで塗っていきます。
必要に応じてブラッシングも忘れずに。スプロケットにもしっかりと塗布しておきます。
その後は泡立てた石鹸水をスポンジに含ませて全体を洗っていきます。
まずは駆動系を先に洗ってから、綺麗なスポンジに変えて全体を上から順に
この時BBやヘッドなどに直接水をかけてしまうとグリスが流れ出てしまうことがあるのですが、今回はオーバーホールなので気にせずしっかり洗っていきます。
この段階で綺麗なスポンジに黒い汚れがつかない状態がベストです。
そしてリンス。真水をスポンジに含ませてまた上から順に石鹸水をしっかりと落とします。
ハンドル、フォークを下にしたほうが早く水を切れるのですが、店でやる場合は軽く水切りした後にコンプレッサーで水気を吹き飛ばすので問題ありません♪
フレームの水切りをしている間にMAVICキシリウムSLS、フリーボディのメンテナンス♪
ちなみにこの車体は10sなので、MAVICの1.75mmのスペーサーとシマノスプロケに付属の1mmスペーサー両方入っています。
もちろんスプロケも分解清掃していきます。
そして、いざフリーボディのメンテナンス。こちらのトピックは割とネットでたくさん上がっていますので細かな説明は省きますが、ラチェット部の回転性能と伝達性を保つために定期メンテナンスが必要なのです。
開けてみるとこんな感じ。
黒く汚れています。この汚れを一度綺麗に落として…
そしてMAVIC純正のミネラルオイルを塗布していきます。
(ここの画像を撮り忘れてしまいました…)
また、ベアリングもチェック。こちらは問題ありませんでした。
ホイールはこのように前後確認して組み付け直して完了。
次にボトムブラケットをチェックしていたら問題発見。
これは…右側のネジが4分の1ほどなめてしまっています。
おそらくいつか脱着した時に斜めに入って無理やり締め付けたのでしょう…
ひとまずBBは発注です。
最も力の加わる所と言っていい箇所、細心の注意を持って加工する必要があるのです。
さて、作業を進めていきます。
各部パーツをバラし、クリーニング・注油をしていきます。
こちらはリアディレーラーのプーリー。
ちなみに、105グレードまでのプーリーはどちらもブッシュタイプで、ベアリングが入っていないのです。
セラミックにするかどうかは別として、シマノの上のグレードのベアリング入りプーリーにするだけで回転性能は格段に上がるのです。
見た目的にはKCNCとかのアルミ削りだしプーリーにすると色も入ってカッコ良いのですが、特にガイドプーリーは適切な遊びがなくなり変速がシビアに…迷うところです。
(すみません、プーリーネタもご存知の方が多いかもしれませんね!)
また、ブレーキパッドに残っている砂や金属片を取り除きます。意外と気付かない方が多いのですが、確実にリムの寿命を低下させるので、定期的に確認しましょう。
フォークもこんな感じ。カートリッジベアリング表面のサビの影響で、アルミコラムも赤茶けています。
全て一度洗浄し、グリスアップをしていきます。
今回はカートリッジベアリング内のグリスも劣化していたので、一度クリーナーで汚れを落として、グリスを封入します。
さて、あとはBBの入荷を待って組み付けるだけなので、パーツが外れた今のタイミングでフレームのコーティングを♪ワコーズのバリアスコート、ガラス系のコーティングで強力長持ち!こちら、一箱¥3,240なのですがセダン5台分程施工出来るようで、自転車なら相当使えますね!
販売もしていますので是非お試しください♪
パーツを組み付け始めてからの画像しかありませんが…マイクロファイバーで薄く均一に塗り伸ばしコーティングしていきます。
ちなみに、こちらご自宅でやられるようであれば、換気には十分ご注意を!!!
少量でもかなり強烈です(笑)
さて、後はパーツ待ち。
一旦保留です。
後編はまたお伝えします♪
今日はビーチクルーザーの修理を実施したのでその模様をお伝えします♪
お客様からは「ブレーキが効かない」 「チェーン周りから異音がする」
という事でしたのでまずはチェック!試走もしてみます。
ブレーキに関してはドラムブレーキが劣化により異音がして、さらに制動が安定しない状態。加えてフロントはちょっとブレーキをかけると物凄い音が。。この辺りは調整で直すとして、
今日のメインはチェーン周りの異音について。
今回の異音、チェーンのサビや伸びも影響しているとは思いますが、一番の原因はボトムブラケットのガタ。
ペダルが付いている『クランク』というパーツ。その回転を支えているのがボトムブラケットです。ペダルを踏む力を受け止めてスムーズに回転させるというとても大切な役割を担っています。
乗っているとどうしても緩みが出ますし、そのまま放っておくと破損してしまう事も。
という事で今回はこのガタつきを直していきます。
まずは作業しやすいように右側のチェーンガードを取り外します。
その後左側のペダルを外し、クランクを止めているロックナット、ワッシャーを外していきます。(逆ネジ注意)
そしてベアリングの圧力を調整しているアジャスタブルコーンを外していきます。
するとこのように左側のベアリングが露出してきます。
そのままアジャスタブルコーンとベアリングを取り外します。
そう、ビーチクルーザーのクランクは左右が軸で繋がっているユニークな形状!
その後パーツの洗浄とグリスアップを実施していきます。
ベアリングの玉当たりは、クランクを手で回すと少し抵抗を感じるくらいに調整します。(これは車種やどういうベアリングが付いているかによってかなり変わります)
試走してみると、ガタつきは完全になくなり異音も無くなりました。
その後チェーンの調整、注油を実施。
ブレーキも調整してかなりコンディションはよくなりました。
これで気持ちよく乗っていただけます!
ありがとうございました♪
こんにちは
今日は朝から出張修理。
今朝は天気予報が変わり汗ばむくらいの天気でしたね。
本日はリアエンド交換で伺いました。
やはりこういったスポーツ自転車に乗られていると一度は見舞われるといっても良い『リアエンドトラブル』。
フレームとリア変速機を繋ぐシルバーのパーツがリアエンド金具。
アルミフレーム、カーボンフレームはこのようにリア変速機の接続部分が別体になっていることが殆どです。
リア変速機は構造上フレームから外側に飛び出ていますので、万が一右側に転倒、あるいは倒してしまった場合には地面がこの変速機に当たる事が多いです。
そういった場合フレームに直接この変速機が取り付けられていると、フレーム自体を破損してしまう事になります。粘りのあるクロモリフレームなどであれば曲げ直すことも出来る可能性もありますが、カーボンはもちろんアルミも破断する可能性が高いのです。
そこで、このように別パーツをかませ、ある意味フレームの代わりに犠牲になってくれるようにしています。
曲がったら交換してしまえば良いのです。
ただ怖いのは、この曲がっている事にユーザーさんが気付いていない場合。。
「なんか最近ギアの調子が悪いなぁ」
と乗り続けていると、最悪の場合リアを軽いギアに変えた瞬間に変速機がリアホイールに飛び込み
「バキバキッ」
なんて事に。。
リアエンドが折れるのはもちろん、変速機、チェーン、リアホイールの交換が必要になる事もあります。
ただそんな事よりも怖いのは、軽いギアに変速するという事は登り坂の可能性が高いです。頑張って思いっきり力を込めて漕いだ瞬間にこんな事が起こると、転倒し大きなケガをする事も(実際に毎年発生しています)
なので、皆さんこの機会にこの3点を是非覚えておいて下さい!
1.リアエンドは曲がる!意識的に確認を
2.右側に倒れないように駐輪場所、鍵のかけかたを工夫する
3.変速に異常を感じたらすぐにショップへ!
というわけで、今回のユーザー様は幸い点検で発見出来ましたので、応急処置だけして、リアエンド入荷を待って交換する事にしておりました。
リアホイールを外し、リア変速機も外します。
本当に若干なのですが内側に曲がっています。ほんの少しの曲がりでも正常に動かなくなる物なのですが、意外と知らない方が多いのです。
この後元どおりに組み付け、調整をし直して完了!
皆様も一度ご自分の車体のリアエンド、確認してみて下さい。
皆さんこんにちは。
サイクルホームドクター CycleDaysの佐々木です。
週末はガレージショップ&コミュニティスペースとして店舗営業しております。
さて、昨日はゴールデンウィーク中にご来店いただいた方が再来店。
COLNAGO CX-ZERO
かっこいいですね!!
今回は全体のメンテナンスに加え、チェーン洗浄+ルブアップを実施。
購入された店舗がしっかりとしたメンテナンスをされていたようで、そこまで大きく調整がずれている所はありませんでした。
心配性のメカニックとして、それこそネジ一本残らず確認していくのですが、このようにしっかりと整備をされているものを触ると、そのメカニックの思いを感じ取ることが出来ます。
自転車というのは、組立・整備をした人によって別物のようにコンディションが変わるので、しっかりとお店やメカニックを選んで購入されることをお勧めします(本当に。)
ペダル、ステム、ブレーキシューに若干の緩みがあった点と、リアシフトケーブルに若干の伸びが見られて以外は至って良好!
このような点検を3か月に一回程度実施すると安心ですね♪
さて、その後のチェーンクリーニングとルブアップはスポーツバイクユーザー様に大人気のメニュー!
駆動系のコンディションは走りに直結しますので、定期的なメンテナンスが重要です。
汚れた状態で乗っていると、付着している砂や金属粉でチェーンやスプロケットを傷めますし、
抵抗が増えペダリングも重くなってしまいます。
Before⇒Afterで後ギア1~2枚分軽くなったくらいの効果を感じられる方も!!
という方はお気軽にご相談ください♪
最後に固定ローラーでフィッティングの確認も実施。
三本ローラーを手放しで乗れるというお客様だけあって、とてもポジションが綺麗でした。
ポジションもミリ単位で変えていく事で
ポイントとしては
『一気に何箇所も変えない事』
クリート・サドル前後位置・サドル角度・シート高・ステム高・ハンドル角度・レバー位置・・・などなど手を加える場所はたくさんあるのですが、
がフィッティングの基本です♪
それではまた